コースありません。

ミニ四駆に復帰したけど、近所にコースがない!な人間のホビー関係ブログ。

『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』がバイブルだったあの頃

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

 はてなの企画にのってみよう。「人生に影響を与えた1冊」といえばやっぱりこれだよなぁ。

 

爆走兄弟レッツ&ゴー!!(1) (てんとう虫コミックス)

爆走兄弟レッツ&ゴー」。マンガだけれど。

連載が始まった当時は何歳だったか

連載が始まったときのことはくわしく覚えているわけではないんだけど、小学4年生ぐらいのときだったかな。これまで見たことのない形状のミニ四駆ミニ四駆という言葉自体、このマンガを読まなかったらそんなに詳しくなかったかもしれない)だったのが衝撃だった。タイヤが露出してない、丸みを帯びた形状で、しかも「空力」とかいう風の力を味方にするマシン。

マシン形状もだけど、カラーリングパターンとかそういうのもかっこよかった。そう、言葉は陳腐だけど、とにかくあの頃の私にとっては「かっこいい」ものだったのだ。

なによりこの「空力」にともなうダウンフォース描写がすごかった。いまでこそ、このくらいの大きさではダウンフォースはほとんど影響しないと知ってるけど、当時はほんとに信じてたからね。「フルカウルマシンはダウンフォースが〜」みたいな。単純に考えれば大径マシンの方が速いわけで。

 

でもね、そういうのどうでもよかったんですよ。ダウンフォース描写が、SF的なそれが、派手さが、心の何かに食い込んだんですよ。

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まぁ、最終的にGPチップなんていう代物積んで、もはや別物になっていきますけどね、それもまたいいんですよ…メカ心をくすぐるというか。

Vマシンの登場は衝撃的だった

このブログでも定期的に書いているけど、主人公たちのマシン、マグナムセイバー・ソニックセイバーからVマシン(原作中ではVセイバーなんても言われてる)に変わったところは衝撃だった。というかああいう交代の仕方ってありなのかよ、なんてこと当時は思ったなぁ。

あえて付属ステッカーで作ったビクトリーマグナム。

鋭角的なボディに進化したマグナム。着脱式のフロントフェンダー。強化されたサイドバンパー。描かれ方がとにかくかっこよくて、しばらくはこいつを改造しまくってたなぁ。はじめての肉抜きもVマグナムだった。 

 これがサイクロン、ビートという形に進化していくのも面白いんだよなー。

あの頃の子どもたちのバイブルだった

そんなわけで、まわりの連中も読んでたし、みんな単行本よりも『コロコロコミック』の連載を追いかけていたように覚えている。学年誌はダッシュボーイ天が連載されていたけど、そちらの話題はあまり上がらなかったな。爆走兄弟はアニメ化もされて、話題に上がらない日はなかったような気がする。

結局連載終了すると同時にブームも過ぎ去っていったけど、でもこの1冊がなかったら私はミニ四駆に出会うこともなかったし、タミヤに勤めたいて思うことはなかっただろうし、なにより今ミニ四駆に復帰することもなかっただろうなーなんてことは時々思います。むしろ20年前の自分が、20年後になってもミニ四駆やってるなんてまったく思わなかったし。どれだけ影響を及ぼしているか、改めて考えるとすごいな…。 

 

時々1巻から読むんだけど、なんだろ、当時の自分のこととか考えてたこととかを断片的に思い出して、よしまたがんばるぞ!てなる。大人になってからまた読むと結構違って見えてくるから面白いし、あのときの熱い気持ちを思い出させてくれる。

これが私の人生に影響を与えた1冊です。